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工具

美しい仕上がりを手軽に!初心者でも簡単にできるトップコートの塗り方と失敗しないポイント

ガンプラを仕上げる際に、トップコートの種類や塗り方、注意点が分からず、失敗したことはありませんか。

この記事では、トップコートの種類や特徴、塗装方法、各種類の塗装前後の比較画像、失敗例などを解説し、初心者でも簡単で上手なトップコートの使い方がわかります。

この記事を読むことで、ガンプラを仕上げる際のトップコートの使い方について深く理解でき、より高い完成度のガンプラを作ることができます。また、失敗を減らし、スムーズに仕上げることができます。

また、「やすり跡はつや消しスプレーで消えるのか?」を別記事で紹介してありますので、興味のある方はそちらも合わせてどうぞ。

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トップコートとは

トップコートとは、塗装面を保護するための透明な塗料のことです。塗装面を保護するだけでなく、つやを出す塗料を定着しやすくする汚れを落としやすくする色褪せを防ぐなどの効果もあります。また、各メーカーから様々な種類のトップコートが発売されており、用途に合わせて選ぶことができます。

トップコートの種類と特徴

つや消し(フラット)

つや消しは、光沢のないマットな仕上がりを実現することができるトップコートです。プラスチックによる光沢がなくなるため、リアルな質感を出すことができます。特に光沢を目的としないのであれば、つや消しで塗るのがお勧めです。

半光沢(セミグロス)

半光沢は、光沢が少し残る仕上がりを実現することができるトップコートです。元々のキットに近い光沢具合になる。。

光沢(グロス)

光沢は、塗った部分の光が反射して輝いて見える仕上がりになります。「合金」っぽさが出たり、メタリック塗装の輝きを増したりするときに使用します。

溶剤の種類と特徴

トップコートに使われる溶剤には、水性ラッカーの2種類があります。

水性

水性は、臭いが少なく乾きが早いというメリットがあります。

ただし、塗膜の強度がラッカーより劣るため、耐久性が低くなるという欠点があります。

ラッカー

ラッカーは、有機溶剤を使用しており、耐久性に優れているという特徴があります。

ただし、臭いが強く乾きに時間がかかるという欠点があります。

アクリル系の塗料で塗装した場合には、水性トップコートを使用することが適しています。アクリル系の塗料は水性のため、ラッカートップコートでは塗料が剥がれたり変色したりする可能性があります。

トップコートの吹き方

今回は初心者でも簡単にできるように缶スプレーでのやり方を説明します。

用意するもの

トップコートを塗る前に、以下のものを用意して換気に注意しておきましょう。

  • トップコート
  • ブース(新聞紙を詰めた段ボールなどでも可だが十分な換気ができる場所で)
  • グローブ
  • マスク
  • 汚れてもいい服
  • ペインティングクリップ

塗装前の準備

トップコートを吹く前に、塗る場所が埃や汚れで汚れていないかを確認。

各部位ごとくらいにバラして、ペインティングクリップに挟みます。

トップコート缶を100回くらい、よーく振って、よーくグルグル回して、中身ををしっかりと撹拌して下さい。

塗装方法

吹き付けるときは、缶スプレーまたはエアブラシを動かし続け、1箇所に吹き続けないよう心がけてください。吹き付ける距離は、15〜20cmを目安に塗装してみて下さい。

塗料によって塗り方が異なることがありますが、一般的に塗装は薄く、数回に分けて塗るのが、綺麗に塗るコツです。スプレー缶を動かしながら、ペインティングクリップをくるくる回して、全体をしっかり塗りましょう。

膝や、肘関節は組み上がった状態で塗布すると、曲げ伸ばしの後の内部フレームにつやの差ができてしまいます。なので1回目は曲げて、2回目は伸ばして塗装することで、関節部分も含めて綺麗に塗れます。

画像を用いて塗布前後の比較

トップコートを吹き付けた後、塗装面のつやや光沢感に変化が現れます。画像を用いて、トップコートを吹き付けた前後の比較を行い、その違いを確認しましょう。

つや消し

光の反射具合を見るとわかりやすく、下地のつやが消え、マットな仕上がりになります。

半光沢

半光沢のトップコートは、つや消しに比べて光沢がありますが、完全に光沢があるわけではありません。つや消しよりも光沢があるので、より立体感が出ます。

光沢

高い光沢があり、非常に滑らかな質感が特徴です。

それぞれのトップコートでの塗り比べです。

脚部のパーツがわかりやすかったので、下の画像を見比べてみて下さい。膝パーツの光の反射がつや消しから光沢にいくにつれて、くっきりしていくのがわかります。

クリアパーツにも吹き付けてみました。つや消しは透明感を曇らせてしまうが、光沢はしっかりとなかの構造が見えるくらいはっきりと違いが出ます。クリアカラーのガンプラは、光沢で仕上げるのもいいかもしれませんね。

トップコートの失敗例と対処法

缶スプレートップコートは、初心者でも手軽に使えるため、簡単に塗装ができますが、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。以下にそのポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

塗る前に塗料をしっかり混ぜる

トップコートを塗る前には、中身をよく撹拌して下さい。特に底に沈んでしまっている部分をよくかき混ぜるために、縦に振ったり、ぐるぐる回したり、均一な状態にしておくことが重要です。そうしないと、吹き出る塗料の濃度が異なり、塗装面にムラができたり、表面がざらついたりしてしまい、仕上がりに影響が出ます。

湿度が高い日はトップコートが白濁しやすい

湿度が高い日はトップコートが乾燥しにくく、特につや消しではコート剤で白くなってしまいます。湿度が低く、晴れた日にやることをお勧めします。

また、一度に多く塗りすぎてしまうとコートが白濁しやすいです。この場合は、スプレーの距離を適切に保ち、薄いコートを何度か重ねるようにしましょう。

乾燥時間を守る

トップコートを塗布した後、しっかりと乾燥させることが重要です。30分〜1時間してからこまめに表面を確認してみて下さい。乾燥ブースがあればより早く乾かすことができます。

塗装面にムラができる

スプレーの距離やスプレーする方向が一定でなかった場合です。この場合は、スプレーする距離や方向を一定に保ち、均一にコートをかけるようにしましょう。また、一度のスプレーで全面を仕上げようとせず、何度かコートを重ねるようにするとムラができにくくなります。

以上が、つや消しスプレーを使用した際に起こりやすい失敗例とその対処法です。適切なコントロールと注意を払うことで、美しい仕上がりを実現できるので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

以上、ガンプラのトップコートについて、種類や特徴、塗り方、失敗例などを紹介してきました。トップコートは、ガンプラの完成度を高めるために欠かせない重要な工程です。正しい種類のトップコートを選び、適切な塗り方をマスターし、きれいな仕上がりを目指しましょう。

ABOUT ME
二児パパ
2人の子供がいるパパ薬剤師 リベ大がブログのきっかけ プラモデルは子供の頃に父親に工具の使い方を教わりながら作っていた 組み立てるのが好きで、よく買ってもらって作っていた 歳を重ねるにつれ、他のことに興味を持ち、作らなくなるように... しかし35歳の誕生日の時に、弟がユニコーンガンダムをプレゼントしてくれた そこでふと思う私... 「仕上がりをもっとよくできないかな」と そこで色々調べながら、自分なりにガンプラを作っていこうと そしてその過程をブログで書いてみようと そんなわけで、気長にブログ生活始めました