プラモデルの魅力は、その完成度とディテールにもあります
その完成度に影響するのが「合わせ目」です
この合わせ目があると本来ないはずのラインができてしまうので、
その完成度やリアリティは落ちてしまいます
なので、合わせ目消しは完成度を高める
必要なテクニックの一つです
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/10/0d40a5e4a645fc6b96e767d64ac0878e.jpg)
この記事では、合わせ目消しの方法をご紹介します
合わせ目の消し方や必要な道具、テクニックの基本をお伝えします
美しい仕上がりを手に入れ、満足感を高めたキットを作りましょう!
合わせ目消しをやってみよう
最新(記事執筆2023年)のガンプラは、パーツの割が秀逸であることに感心します
というのも、パーツとパーツの合わせ目がパネルラインになっているので
目立たなくなっているからです
一昔前のガンプラでは、足の中心に合わせ目が縦一本…
そんなリアルとは程遠い不自然な合わせ目を消す簡単な方法
それは「スチロール系接着剤を使用すること」
さらに「速乾タイプ」の接着剤を使えば、
簡単、時短、超綺麗
に仕上げることができますので、
ぜひ最後までお読みください。
メリット・デメリット
準備するもの
まず必要なものは、
- 合わせ目を消したいパーツ
- 速乾タイプスチロール系接着剤
- ヤスリ
塗装までする人は
- サーフェイサー
- 塗料
も用意してください
手順
まずは合わせ目のあるキットを準備
今回はオーズくんにきてもらいました
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オーズくんの裏側のこの腿裏!
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_125107315.jpg)
ばっちりあるので、この合わせ目を消します
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_125926410.jpg)
パーツの下準備
まずは組み立てて合わせ目を確認します
確認するのは、「しっかりと密着するかどうか!」
密着しないのであれば、ダボ穴に切り込みを入れて緩くし、
パーツどうしの密着を高めましょう
ちなみに、今回のパーツの前側には別パーツがあるので、
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_125203422.jpg)
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_125226206.jpg)
一緒に合わせ目消しすると、塗り分けが面倒
なので、凸部分をカットして、
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_125404781.jpg)
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くっつけた後でも入れられるようにしました
(合わせ目消し後に、接着剤を使って固定します)
![](http://image.moshimo.com/af-img/0068/000000004159.gif)
スチロール系接着剤の塗布
合わせ目消しに使うのはミスターセメントsp
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_130004960.MP_.jpg)
速乾タイプは合わせ目の間に流し込むやり方なので、
パーツをはめ合わせたら、紙1枚分くらい隙間を空けましょう
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![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/10/PXL_20230919_130014814.TS_exported_16005.jpg)
その隙間に接着剤をつけた刷毛をあてると、
毛細管現象で、隙間に接着剤が行き渡ります
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/10/PXL_20230919_130014814.TS_exported_25111.jpg)
この接着剤の仕組みは、プラスチックを溶かして、再度固めるので、
塗ってすぐにパーツどうしを合わせても、
プラスチックが十分に溶けていないので接着できません
2分ほどおいてから、パーツを力を適度に込めてくっつけると、
合わせ目の隙間からとけたプラスチックが
文字通り、「ムニュ」っとでてきます
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_130329994-edited.jpg)
硬化時間の待機
プラスチックの硬化には時間がかかります
通常のスチロール系では数日かかることがありますが、
速乾タイプならすぐに固まります
接着面を整える
合わせ目の余分な接着剤をヤスリやデザインナイフなどを使って、
表面を整えます
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_130833056.jpg)
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塗装や仕上げ
合わせ目がきれいに消えたら、仕上げ作業へ
塗装やデカールを貼り付けて、自分の好みに仕上げましょう。
サフを吹くと、
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_132239161.jpg)
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230919_132257621.jpg)
合わせ目が消えています
しかしよく見ると、
上端は不揃いなので、ヤスリで整えます
下端は合わせ目が消えきれていないので、
瞬瞬間接着剤で埋め、表面をまた整えて終了です
最後に黒で塗装すると、
合わせ目のない綺麗なパーツができました
(塗装が雑ですみません)
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230925_223619822-edited.jpg)
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230925_223627185-edited.jpg)
![](https://rainbow-father.com/wp-content/uploads/2023/09/PXL_20230925_223651408-edited.jpg)
注意点
セメントや工具を使用する際は、適切な換気を確保し、安全に作業を行いましょう。また、刃物や工具の取り扱いには十分な注意が必要です。
ガンプラの合わせ目消し手順で陥りやすい一般的な失敗例や注意すべきポイントは以下の通りです:
- 適切なプラスチックセメントの選択:部品の材質に合ったセメントを使用しないと、効果的な接着ができません。セメントの種類を確認し、適切なものを使用しましょう。
- セメントの過剰使用:セメントを過剰に使うと、部品が溶けたり、余分なセメントが滲み出たりする可能性があります。適量を使うことが大切です。
- 部品の位置合わせの不備:部品を正確に合わせないと、合わせ目がずれたり、接着が不完全になることがあります。注意深く位置合わせを行いましょう。
- セメントの乾燥時間の無視:セメントの硬化には時間がかかります。急いで次の工程に進むと、接着が不安定になる可能性があります。指示通りに硬化時間を待つことが大切です。
- 過剰な力の使用:部品を接着する際に、強く押し付けるなどの過度な力をかけると、部品が破損することがあります。優しく部品を合わせましょう。
- 安全対策の無視:セメントや工具を使用する際に、適切な換気を確保し、安全に作業を行うことが重要です。また、刃物や工具の取り扱いには十分な注意が必要です。
- 初めての場合の不慣れさ:ガンプラ制作は技術と経験が必要です。最初は失敗があっても構いません。練習を重ねることでスキルが向上します。
これらの注意点を頭に入れながら、慎重に作業を進めることで、
ガンプラの合わせ目消しを成功させることができます
初めての場合は、ゆっくりと慎重に作業することをお勧めします
まとめ
合わせ目消しの記事を読んでいただき、ありがとうございます
初心者の皆さんに、合わせ目消しの手順をご紹介しました
合わせ目消しは、プラモデルの仕上げにおいて欠かせないスキルであり、
その重要性を理解していただけたことでしょう
適切な道具とテクニックを駆使し、合わせ目を滑らかに仕上げることで、
プラモデルの完成度を向上させることができます
また、失敗や課題に立ち向かうことも、スキル向上の過程の一部です
失敗から学び、改善していく過程が、プラモ製作の楽しみをさらに深めることでしょう
最後に初心者の皆さん、
合わせ目消しに挑戦し、素晴らしいプラモデルを作り上げてください
では/