プラモデルを作るのに必要な工具はたくさんありますよね
そんな中でもまずはプラモデルと一緒に購入する工具
ニッパーですね
まずはこの工具を買ってプラモデルを作ろうとなりますが、
ニッパーって種類や値段が様々で何がいいのか分かりにくいですよね?
こんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか
この疑問を解決するために
今回はプラモデルを作るのに必要不可欠なニッパーを紹介します
- ニッパーってどんな時に使うか
- ニッパーの種類は何があるのか
- ニッパーはどうやって使うのか
これらがわかって、それぞれに合ったニッパーを探すお手伝いができればと思います
用途
まずニッパーは切るための工具です
例えば
パーツを切り出す
プラモデルを作る上では当たり前だが、
必要な工程であり、基本でもある
ニッパーは他にも
- パーツを加工する
- プラ板を切る
- ダボ穴の切り込みを入れる
etc…
制作のあらゆる場面で登場します
ニッパーの種類
パーツの切り出しに爪切りもつかえますが、
プラモデル用のニッパーを使用しましょう
ニッパーで検索すると金属線を切るものも上がってくるので、
間違えず、プラモデル用を探しましょう
小さい頃、父に教えてもらいながら作った時は
まさに爪切りを使っていました
切るとやすりがけが1つでできるので
便利だなぁってましたw
以下は私が持っているニッパー3種類です
- エントリーニッパー
- 先細薄刃ニッパー
- アルティメットニッパー
エントリーニッパー
初心者やお子様、制作を今後も続けるかわからない人は
値段が500円くらいと手頃なエントリーニッパーがオススメです
やめても金銭的な痛手が少なくて済む
小さく始めるのが大切
刃先はこの後に比べる先細薄刃ニッパーに比べると厚みがあります
持つとこんな感じ
子供も使えるニッパーなので、大人が持つと小さく感じます
さらに軽いので長く使ってても手への負担が少ないです
私自身手は小さいのですが、
それでも小さく感じました
先細薄刃ニッパー
個人的にオススメのニッパーです
刃先が細く、薄いのでパーツとゲートが狭くても切り出しがしやすい
特に1/144スケールだとパーツが小さいですからね
これでも二度切りすれば割りとゲート跡は綺麗
次に紹介するアルティメットニッパーがないときはこれだけでも十分でした
持つとこんな感じ
持ち手が長くて持ちやすい
ガンガンゲートを切っていけます
アルティメットニッパー
1番の特徴は白化しにくい!
いわゆる片刃ニッパーです
通常のニッパーは両方に刃先がありますが、
名前通り、片方にしか刃先がありません
仕組みとしては、「包丁とまな板」の関係です
詳しくはゴッドハンド様の片刃ニッパーの紹介ページをご参照ください
https://shop.godhandtool.com/html/page30.html
切ってみると感触が全く違うのに初めは驚きます
そんなアルティメットニッパーですが、
デメリットとしてとりあえず高いです
5千円以上するので、ガンプラが何個か買えます
塗装しない人にはおすすめしたいニッパーですが、
このニッパーを買う人はいずれ塗装に足を踏み入れると思いますw
使い方
持ち手を包むように持ち、握って切り出します
刃が平らになっている方をパーツに向けて切ります
では実際にランナーを切ってみましょう
どれも二度切りしています
エントリーニッパー
白化しているのが目立ちますね
私の切り方が下手なのも一つの要因です笑
先細薄刃ニッパー
エントリーニッパーに比べて白い部分が減りましたね
アルティメットニッパー
他のニッパーに比べて明らかに白い部分が減ってますね
パーツを切ってそのまま組み立てる素組派の人はこれがあるだけで、
仕上がりが違ってきますね
パーツの切り出しと二度切り
ニッパーを使って行うプラモデル制作の基本の作業
パーツを切り出す時は1回で切り出すのではなく、2回に分けて切り出します
これは説明書にも記載があります
これを二度切りと言います
二度切りの理由
それはメリットの部分でも触れたように
切った際のパーツ側のゲート跡が白くなってしまうのをできる限り防ぐためです
プラスチックに強い力が加わると、
その部分が白くなってしまいますよね
ゲートを切る時にも起きてしまい、色によってはこれが目立ちます
上の画像のように黒いランナーは白くなってしまいました
初めのうちは切る回数が増えてしまうことがネックですが、切り口は綺麗になりやすいです
なので塗装をやらない方、ヤスリの手間を省きたい方は、
この方法での切り出しをお勧めします
また、ゲートによっては組み立てると、
完全に見えなくなる(隠れる)箇所があります
その箇所は一度で切ったり、白くなったりしても見えなくなるので問題ないです
パーツの白化の対応
やり方は以下の2つ
- ヤスリがけ(白い部分を削る)
- 塗装(白い部分を塗る)
この2つのどちらかを行えば、
白くなってしまったゲート跡を目立ちにくくすることができます
やすりでの処理方法をは以下の記事を参照ください
白い部分を塗る際はガンダムマーカーなど
塗料をその部分にだけ塗ること
色んな色のマーカーがあるので色選びに注意してください
まとめ
ニッパーについて以下の情報をまとめてみました
- ニッパーってどんな時に使うか
- ニッパーの種類は何があるのか
- ニッパーはどうやって使うのか
加えて実際に切ったところも見てもらいました
選び方にはそれぞれあると思いますが、
個人的にまとめるとこんな感じ
- 価格 ☆☆☆☆☆
(500円は手頃) - 大きさ ☆☆
(軽くて使ってても疲れにくい) - 切れ味 ☆☆☆
(白化を防ぐのは難しいが、組み立てるだけなら十分な切れ味)
- 価格 ☆☆☆
(約2000円、最初は抵抗あるかも) - 大きさ ☆☆☆
(手に程よくフィットする大きさで使いやすい) - 切れ味 ☆☆☆☆
(先が細くて切りやすい、切れ味も抜群)
- 価格 ☆
(高い、この一言) - 大きさ ☆☆☆
(手に程よくフィットする大きさで使いやすい) - 切れ味 ☆☆☆☆☆
(白化しにくくて、とにかく綺麗に切れる)
個人的には値段と使い勝手から先細薄刃ニッパーがオススメです
細く入り組んだところのゲートがあっても薄いのですっと入り込みますし、
切断面も結構綺麗に切れますし、アルティメットニッパーほどの金額もしません
悪く言えば無難な選択
アルティメットニッパーは人気がありすぎて高額転売されています
なかなか手に入りにくく、敷居が高い印象もあります
ニッパーで2千円も「高いよ」と思う方もいると思いますし、
私自身も最初は悩みました
けれど、必ず使う工具、切れ味が悪かったり、
自分のテンションを上げてくれる、より楽しく作れるのであれば、
この金額というのは十分に出す価値のあるものだと個人的に考えています
皆さんもニッパーについて一度考えてみてはいかがでしょうか
それでは今後もガンプラだけでなく、
工具ついても書いていきますので、
次回もまた読んでいただけたら幸いです
では/