以前書籍紹介で
「いちばんやさしいガンプラ「超」入門書」を紹介しました
同じ作者の方が、今度は「教科書」を書いているのを見つけたので、
今回はその書籍について紹介していこうと思います
これを読めば
- 自分にも作れるかな?という不安、疑問がなくなる
- 工具や説明書の読み方が書かれているので、どうやって作るかも詳しく書いてある
- 組み立てからエアブラシによる塗装まで、初心者から一歩ステップアップまでできる
今回はこの本を読むか迷っている方の一助になればと
紹介する本はこんな人にオススメ!
「まだガンプラを組み立てたことがない人」
「説明書通りに組み立てることができる人」
「初心者からもう一歩踏み込んで作り込みたい人」
はじめてだってうまくいく ガンプラの教科書
本の紹介
2015年8月18日初版発行
はじめてだってうまくいく ガンプラの教科書
株式会社大泉書店発行
ページ数:128ページ
価格:1430円(税込)
以下大泉書店様のこの書籍のリンク
http://oizumishoten.co.jp/slug_books/はじめてだってうまくいく-ガンプラの教科書/
コンセプト
教科書と銘打っているだけあって、
組み立てからエアブラシによる塗装、
ウェザリングといった初心者でも取り組みやすい仕上げまで掲載されています
また、プラモデルを作るのに必要な工具や道具の紹介や
用語集もあるので、見たり、読んだりしているだけでも楽しい
工具見てるだけでワクワクするのは
男子特有のものかな?笑
各パートごとに、
- 作業の流れ
- 使用する道具
- 作業時間の目安
初めて作る人や作り慣れていない人には、
全体の流れや作業目安が書かれているのは、
わかりやすくていいですね!
内容
Part1 組み立て
使用するキット:HGダブルオークアンタ
作業の流れ
- キットの中身を確認
- パーツを切り離す
- 組み立てる
- シールを貼る
- マーカーで塗り分ける
- 墨入れをする
- アンテナの加工
使用する道具
- ニッパー
あると便利な道具
- 爪楊枝
- 替え刃式ナイフ
プラスアルファ
- ガンダムマーカー
- 墨入れペン
作業時間
- 組み立て:4時間
- プラスアルファ:4時間(部分塗装、墨入れ、アンテナ加工)
まずはしっかりと説明書通りの組み立てを解説しています
組み立て前の確認やニッパーでの切り方、シール貼りまでも丁寧に解説されています
次にマーカー部分塗装、墨入れを解説
ちなみに爪楊枝は墨入れペンで書いた線を整えるのに使用していました
奥まったところには、消しゴムや綿棒が届きにくいですからね
アンテナのシャープ化も解説してこのパートはおしまい
初めて作る人やまだ始めたばかりの人は
HGシリーズの比較的新しく発売されたものを選んで作ると
作りやすく設計されているのでオススメです
大きめランナー3つで、しかも部位ごとにパーツが並んでいるので、
これは作りやすかったです!
Part2 一手間加えて
使用するキット:MGシャア・アズナブル専用ザクⅡVer.2.0
作業の流れ
- ゲート処理をする
- 透明シールを貼る
- ガンダムデカールを貼る
- スプレー塗装の準備
- コート剤の塗装
- 汚し塗装
使用する道具
- ニッパー
- 替え刃式ナイフ
あると便利な道具
- ハサミ
- 爪楊枝
- ピンセット
- 筆
- 綿棒
プラスアルファ
- コート剤
- 紙やすり
- リアルタッチマーカー
- ウェザリングマーカー
- ウェザリングパステルなど
作業時間
- 組み立て:6時間
- シール貼り:3時間
- コート剤塗装:2時間
- プラスアルファ:6時間(ウェザリング)
ここでのパートはゲート処理から
塗装しないうえで重要なのがゲート処理
ゲートに強い負荷がかかるとパーツが白くなってしまうので、
色プラでは白が目立ってしまうことがあります
それを防ぐのに必要なのが、
替え刃式ナイフやヤスリがけ
どちらも少しずつ削ることで白くなりにくく仕上げることができます
お次はシール、デカール貼り
マーキングシールは透明なフィルムに印刷されたシールで、
普通のシールと同じように貼れます
ドライデカールは印刷されたところを、こすって移すシールです
余白部分が少なく、見映えもこちらの方がよいかと
シールを貼ることで簡単に情報量が増えるので、お勧めです
艶消しスプレーによるコーティング
完成したままだとプラスチック感満載のガンダム
艶を調節することで、
- おもちゃ感を減らす
- シールを剥がれにくくする
- 艶消しだとヤスリがけの跡を目立ちにくくする
こんなメリットがあります
缶スプレーでも販売されているので、エアブラシがない方でも簡単にできます
※艶消しする際はクリアーパーツや光沢のあるパーツは外しましょう
あまりいい画像がなかったのですが、
胴体だけの写真がそのままの状態
反射している部分がありますよね
白いユニコーンガンダムは艶消しを吹いているので
艶がなく、プラスチック感が減ったかと
パッと見の印象が簡単に変わり、仕上がりもよくなるので、
墨入れしたらここまではやってみたいですね
ここまでを詳しく書いてあるのが入門書になりますので、興味のある方はそちらもご覧ください
ウェザリング塗装
リアルタッチマーカーやウェザリングマーカーを使った方法が掲載
水性なので水で汚し具合が調整できると、初心者としては安心できるところですよね
ペンで描いてぼかすだけという手順でやっていますが、
初めての人はなかなか難しそうに見えます
けれど、今はGoogle先生で画像検索すれば、
見本となる汚れが入った機体がすぐに見つかると思うので、
まずは真似てみることが大切かと
しかし、綺麗目仕上げが好きなので私はやるかどうか…
Part3 色を塗る
使用するキット:HGUCザクⅡF2型ジオン軍仕様
作業の流れ
- 仮組みをする
- 接着
- 合わせ目を消す
- 塗装環境の準備
- 缶スプレー塗装
- 墨入れをする
- シールを貼る
- コート剤を塗装する
使用する道具
- ニッパー
- 替え刃式ナイフ
- 缶スプレー
あると便利な道具
- サーフェイサー
- ラッカーパテ
- 綿棒
プラスアルファ
- プラモデル用接着剤
- 紙やすり
- エナメル塗料
- エナメル溶剤
作業時間
- 組み立て:3時間
- 塗装:5時間
- コート剤塗装:2時間
プラスアルファ
- 合わせ目消し:1時間(乾燥時間含まず)
- サーフェイサー塗装・確認:4時間
- 部分塗装、墨入れ:2時間
ここから次のパートにかけて塗装の仕方の解説になります。
ただここでは缶スプレーでの塗装や、
合わせ目消し、後ハメ加工についての解説がメインです。
合わせ目消し得意ですか?
私は何度かやってますが、
うまく消えずに投げ出したくなります
ただ流し込みタイプや塗るタイプなど、
種類があるので、自分にあったものを探そうと思います
Part4 いろんな仕上げ
使用するキット:MGゲルググVer.2.0
作業の流れ
- 組み立て
- 表面処理
- カラーリング検討
- 塗料の準備
- エアブラシの準備
- 塗装
- 墨入れ
- 水転写デカール貼り
- コート剤を塗装
使用する道具
- ニッパー
- 替え刃式ナイフ
- 塗料
- 塗料の薄め液
あると便利な道具
- 調色スティック
- ピンセット
- プラスアルファ
- マスキングテープ
- マスキングゾル
- 筆
- エナメル塗料
- エナメル溶剤
- 綿棒
作業時間
- 組み立て:5時間
- 塗装:10時間
プラスアルファ
- マスキング:3時間
- 墨入れ:3時間
- デカール貼り:1時間
いや、もう、とんでもない時間になってるし
塗装にまでこだわるとこんなにもなるんですね…
ここでの塗装はエアブラシです
未経験の私が紹介するのもなんですが…
でもあのハンドピースでやるの憧れます!
(コンプレッサーとか換気とかとてもできる環境がないので)
ここでもさすが教科書
私みたいな初心者がやりそうな失敗や対処法も載ってます
また作例にはオリジナルカラーの作例があるので、
他の人の感覚、センスを見られるのもいいですよね
そして最後にガンダムをかっこよくグラデーション塗装しておしまいと
ちなみにエアブラシのメンテナンス方法は別のページで説明があるので
そこもあわせて読むことで、エアブラシの基本はバッチリ!
まとめ
教科書との名前だけあって、
基本を忠実に押さえた1冊となっていると思います
やったことのないページを見たり、エアブラシの塗装ページを見ると
自分でしたいように塗装してかっこよく仕上げられるなんて本当に憧れます✨
全部ではなくても、部分塗装や、
マーカーでの塗装でも十分雰囲気を変えられると思うので、
少しずつ、この本を読んで腕を上げていきたいと思います
紹介する本はこんな人にオススメ!
「まだガンプラを組み立てたことがない人」
「説明書通りに組み立てることができる人」
「初心者からもう一歩踏み込んで作り込みたい人」
ぜひ一度読んで頂ければと思います
では/