YouTubeやプロモデラーの作品を見ているとこんなこと考えませんか?
「これどうやって作っているんだろう?」
「自分もこんなふうに作れるようになりたい」
ちょうど素組を卒業して手を加えたくなる頃
けど急にそれをやろうにも、
手技、工具、注意点などなど
これらがわからないと創作意欲が湧かないですよね?
いくつかプラモデルの本を読んだ中で、
まだ作ったことない人から、
エアブラシを使った塗装にも挑戦してみたい
新しいことに挑戦する際に読んでおきたい、
そんな本を見つけたので、紹介したいと思います
「初めてガンプラを組み立てたい」
「工具の使い方をしっかり学びたい」
「一手間加えたいけど、どうやるのか知りたい」
「頑張って塗装してみようかな」
NOMOKEN extra edition ガンプラ入門
本の紹介
2009年10月31日初版発行
株式会社ホビージャパン発行
ページ数:101ページ
コンセプト
プラモデルの作り方だけでなく、
ランナーなどのプラモデルを作るうえで使われる基本的な名称、
パーツの切り方、工具の使い方から注意点といった初心者向けの情報だけでなく、
ゲート処理や墨入れ、全塗装や艶消し、合わせ目消し、
これらをそれぞれのステップごとに1体ずつ、全部で5体作り上げられていきます
また失敗した時の対処法や旧キットの作り方も掲載
内容
Step .1 キットを組み立てる
ここでは初心者向けに、「箱を開けてから」というところから始めています
キットの中身を使って、ランナーやパーツ、ゲート、ダボといった用語も写真付きで解説があります
パーツの二度切りや組み立て時のありがちな失敗、綺麗なシールの貼り方など、ここでは「説明書どおりに組み立てる」ことを目標にやっています
初めてプラモデルを組み立てる人は、ここを読むだけで、組み立てまでスムーズにできるようになります。
Step.2 素組みをするならここまでやってみよう
ガンダムマーカーやヤスリ、デザインナイフを使用して、簡単な一手間を加えていく作業です
ゲート跡の処理
ステップ1で二度切りをしても白くなってしまった場合の対処法が載っています
- 二度切りで少しゲートを残して、デザインナイフやヤスリを使って少しずつ削る
- 白くなってしまったら、マーカーを使って同じ色で塗る
墨入れ
墨入れとはプラモデルの表面にある凹凸をはっきりさせることで、
見た目の情報量を増やし、よりリアルに仕上げる作業です
初心者の人におすすめの墨入れの道具は、墨入れペンです
以下のように種類もあります
- 墨入れ用の極細ペン
- 筆ペン
- 流し込みタイプ
この本では、
- どんな場所に、
- どのペンを使えばいいか、
- どの色を使えばいいか
のコツが掲載されていますので、まずはこれを基に墨入れをやってみましょう
シール
こちらもプラモデルの見た目の情報量を増やす簡単な方法です
キットと一緒によく入っているのが、
ガンダムの目や、センサー部分のキラキラしたシール
ただシールもいろんな種類があります
- テトロンシール
- ドライデカール
- 水転写式デカール
それぞれに特徴があり、貼り方も様々です
そんなシールを写真と共にわかりやすく貼り方が掲載されています
ここで紹介されているものは「簡単にできそうかも」って思えるものばかりが掲載されています
まずは墨入れからとか、水転写式デカールを貼ってかっこよくしたいという方は、
手技だけでなく知識もしっかり学びながら組み上げることができます
Step.3 こだわりテクニック仕上げ編/工作編
仕上げ編では部分塗装や艶を調節する塗料などの手軽な方法や
汚れや退色表現など、使い込まれた感じを出すウェザリング仕上げのやり方です
艶の調整には艶消し、半光沢、光沢の3種類があり、
同じキットでの比較画像があるので、これを確認しながら
作りたい機体で艶調整を施していきましょう
部分塗装ではガンダムの顔を例に取り上げています
筆を使用しての塗装で綺麗に塗るためのコツも書いてあります
ウェザリングでは使用する塗料の紹介、それぞれの塗料でのウェザリング方法があり
マスターグレードのザクに施した作例があります
工作編ではパーツの加工、合わせ目消し、表面処理などがあります
パーツの加工では
- 安全のために丸く出っ張っているアンテナを鋭くする
- 腰のフロントアーマーを分割する
- マスターグレードの指を分割する
ここでも簡単にできることばかり
特にアンテナを鋭くすることで、イケメン度アップ間違いなしと思っている
続いて合わせ目消し
プラセメントを使用してプラを溶かして接着する
瞬間接着剤を使った方法
プラセメントで合わせ目消しをしている説明でははよく
「ムニュ」って表現を聞きます
これ、実際にやるとこの表現、すごく納得します笑
この本を何度も読みながら少しずつコツを掴んでいきましょう
このステップの最後は表面処理
パーツの表面は平らなようで凸凹しています
ヒケと言われるのが凹みの名称です
ここではそのヒケを
- ヤスリで平になるよう削る
- 瞬間接着剤で埋める
この方法で対応しています
全塗装して仕上げる
最後のステップでは全塗装
- 缶スプレーでの全塗装
- エアブラシでの全塗装
ここではエアブラシ塗装について詳しく書いてあります
- エアブラシの仕組み
- 塗料を薄めた濃度による違い
- 吹く幅の調整
- エア圧について
とエアブラシ初心者でもどこに注意しながら作業すればいいのかがすぐにわかります
塗装環境が整わない、エアブラシが高価で買えないというかたも中にはいるかと思います
私もその1人です
ですが、ここまでのステップをやっていると塗装に興味が湧きます笑
したいと思った時にこの本があればいつでも塗装が始められますので、
まずは読む、いやパッと見るだけでもいいのでここもチェックしてください
まとめ
内容としてはまずは説明書通りに組み立てて、
簡単にできる作り込みがステップごとに分かれています
紹介する本はこんな人にオススメ!
「初めてガンプラを組み立てたい」
「工具の使い方をしっかり学びたい」
「一手間加えたいけど、どうやるのか知りたい」
「頑張って塗装してみようかな」
少しずつ興味のあること、やりたいことをこの本を読んで増やして
やり方も丁寧に書かれているので、ぜひ読みつつ、作りつつ、
楽しくプラモデル製作をしていってもらえればと思います
では/